[PHP] display_errors ： エラー等を画面に表示する

PHP の設定項目 display_errors は、PHP のエラー、警告、注意を画面に表示するかどうかを指定するオプションです。

設定の方法は、php.ini に記述する方法、httpd.conf あるいは .htaccess に記述する方法、コード内で ini_set() を使って記述する方法などがあります。

On にすると表示、Off にすると非表示になります（その他の値については下のコメントを参照）。

php.ini に記述する方法

display_errors = On

php.ini の編集後は Web サーバの再起動が必要です。

httpd.conf あるいは .htaccess に記述する方法

php_flag display_errors off

httpd.conf の編集後は Web サーバの再起動が必要です。

ini_set() で指定する方法

ini_set('display_errors', 'On');

以下、php.ini にあるコメントの日本語訳です：

この命令は PHP がエラー、注意、警告を出力するかどうかを制御します。 エラー出力は開発時には大変役に立ちますが、本番環境での使用は大変危険になる可能性があります。 エラーを引き起こすコードによっては、データベースのユーザ名やパスワードなどの機密情報、あるいはさらに重要な情報があなたのアプリケーションから漏洩する可能性があります。
本番サーバ上では、エラーを標準出力（STDOUT）へ送るのではなく、ログに残しておく事をお勧めします。

取り得る値は以下の通りです：
Off = エラーを表示しない
stderr = エラーを標準エラー出力（STDERR）に出力する（CGI/CLI版のみ対応）
On または stdout = エラーを標準出力（STDOUT）に出力する

デフォルト値： On
開発環境での推奨値： On
本番環境での推奨値： Off

http://php.net/display-errors

公式マニュアルページ（日本語）： PHP: 実行時設定 – Manual

ちなみに、表示するエラーの種類（エラー、警告、注意、等）は「error_reporting」という別の項目で指定しますので、display_errors と合わせて設定しておく必要があります。